タケモ塾は「Excel受託開発における必要スキルを学習」することを目的に開設しました。
他では聞けないシステム開発に関するノウハウを配信しておりますが、お伝えできる内容には限りがあります。
そのため、基礎的な知識は「資格取得」より習得いただくことをおすすめしております。
本記事は「Excel受託開発プログラマー」を目指す方におすすめしたい資格を4つ紹介しております。スキル取得の参考としてご検討ください。
「マクロを作った経験がある」という方に「どのようにしてプログラムを学んだのか」と質問すると、マクロ記録によるコード作成やネットで見つけた記事をもとにプログラムを習得した、との回答をいただきます。
マクロ記録やネット記事は「自分がその時に必要と感じた事項」を対象としているため、知識に偏りが生じてしまいます。
「プロ」として「Excel受託開発プログラマー」を目指す場合、「全体的な知識」が必要であり、それを習得するには「資格取得」が一番確かな方法です。本記事を参考に、資格取得を検討いただけたらと存じます。
エクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。「エクセルが使える、ワードが使える」などといった目に見えないスキルを客観的に証明することができます。
資格はMicrosoft Officeのバージョンごとに分かれておりますが、基礎知識として大きな違いはありませんので、勉強可能なバージョンで習得してください。
資格のレベルは「(一般)スタンダード」と「(上級)エキスパート」に分かれています。出題範囲が異なっており、Excel受託開発で主に利用する事項は「(一般)スタンダード」に多く含まれています。まずは「(一般)スタンダード」習得を目指し、余裕がある場合「(上級)エキスパート」を目指してください。
Excel、AccessのVBAスキルを客観的に証明できる資格です。
「ベーシック」と「スタンダード」に分かれており、スタンダードには「ベーシック」出題範囲の理解度も含まれています。開発には「ベーシック」習得レベルの知識が必要となりますので、「ベーシック」取得を目指してください。
なお、VBAエキスパートは他資格取得者に対する「割引制度」が設けられています。
MOSも割引対象に含まれておりますので、資格取得を目指す場合、取得順も併せてご検討ください。
ITを利活用するすべての社会人が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家資格です。
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
システム開発は「コードが書ければOK」と言う事ではなく、幅広い分野の知識が必要です。本資格には開発における基礎知識(データベースやアルゴリズムなど)も含まれますので、ぜひ資格取得を目指してください。
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
ツール開発において、コスト意識は必須であり、コスト意識を持つためには「簿記」の技能習得が必要です。
セルネッツはフリーランスの「Excel受託開発プログラマー」を募集しており、自分自身も簿記の知識が必要となります。
どの分野においても必要とされる技能ですので、まずは簿記3級を目指すことをご検討ください。
今回は「受託システム開発したい方におすすめする資格4選」を紹介しました。
資格を取得したからと言って「プロ」になれるわけではありません。しかし、資格取得を目指すことで、広く深い知識を得ることができます。各サイトにサンプル課題も掲載されておりますので、力試しとしてチャレンジしてみてください。