Excelブックをながく使っていると、少しづつ「いろんな残骸」がくっついて、サイズが重くなったり、エラーが起きやすくなります。
みなさん、こんにちは。セルネッツ竹本です。
今回は、「残骸の代表格Styleの削除」をテーマに、解説をしたいと思います。
◆スタイルって何?なんで増殖するの?
スタイルはExcelに用意された機能です。テーブル書式を設定することができ、いつでもカスタマイズした書式を呼び出せることができます。
が、いろんな書体や書式を試すうちに、それが蓄積されてしまうのです。
便利でもありますが、気づくことがない以上、膨大な個数が見受けられることもあります。
Excelにはいろんな残骸がありますが、「健康的な状態」で使うことが、1.エラー防止 2.サイズ軽量化 3.速度向上 の条件となります。
◆Styleスタイルを一括削除する際は、消してもよいか名前でも確認
Dim S_スタイル個数 As Long
Dim SO_配列()
‘※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Sub M_スタイル削除()
‘※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
On Error Resume Next
'★書式(スタイル)定義を全削除
S_スタイル個数 = ActiveWorkbook.Styles.Count
ReDim SO_配列(S_スタイル個数)
For S_Idx = 1 To S_スタイル個数
SO_配列(S_Idx) = ActiveWorkbook.Styles(S_Idx).Name
Next
For S_Idx = 1 To S_スタイル個数
If InStr("Hyperlink,Normal,Followed Hyperlink", SO_配列(S_Idx)) = 0 Then
ActiveWorkbook.Styles(SO_配列(S_Idx)).Delete
End If
Next
MsgBox “” & vbCrLf & _
“S_スタイル個数= ” & S_スタイル個数
End Sub
Styleすべてが悪いわけではありませんので、まずは、個数を調べてみると良いでしょう。
初期状態に戻すには、まっさらな別のExcelブックのStyleをいただいてくるだけなので、問題はないと思いますが、健康なブック状態を心がけましょう。
今回のテーマは、「残骸の代表格Styleの削除」について、解説を行いました。
本記事が、Excel実務の効率化において、ご参考お役立てになれば幸いです。