「入力ミスを減らしたい」「Excel実務を効率化したい」というお客様から、これまで多くのご相談ご依頼をいただきました。
みなさん、こんにちは。セルネッツ竹本です。
今回は、Excel 業務効率化で重要な「Excel標準機能の併用スキル」をテーマに、その実態をお話しします。
◆Excel業務効率化を目的としたVBA活用では、Excel知識が必須
理由は、ExcelVBAという開発言語の特性にあります。
このVBAと呼ばれるプログラミング言語は、悲しいかな「Excelアプリケーション」がないと動かすことすらできない利用環境が限定されてしまう言語なんですね。
しかも、「Windows環境+Excelアプリケーション上」でないと動作しません。
つまり、他の言語と比べたら、とにかく限定的なシーンでしか活躍できないのです。
しかし、それが、Excelブックを大量に取り扱う、総務や経理業務に多い「Excel実務」だとしたら。
ここで土俵が違ってきますが、これが前提となったとき、ExcelVBAという開発言語がもっとも活躍するときなのです。
但し、その優位性を存分に発揮するために、たった一つ条件があります。
それは、VBAプログラミングを駆使しながらも、「表計算ソフトExcel」に備わっている標準機能を知り、それを使いこなすスキル
これが重要になります。
◆併用できるとどんなメリットがあるの?
まず、Excel機能を併用するスキルがあると、プログラム依存度を下げることができます。
これはどういう事かというと、もともとExcelに備わっている機能を操ることができるため、結果的に、プログラム記述数が減らせ、様々なメリット恩恵が得られるということにつながるのです。
少し具体例をあげます。
(Excel機能を併用するメリット)
- 1.プログラム記述が激減し、シンプル設計ができる
- 2.ソース量が減るため、読みやすく分析しやすい
- 3.プログラム依存度が減り、改修メンテナンス性が高まる
- 4.表計算ソフトの2次元構造を存分に活用できる(WorkSheetが鍵)
- 5.不具合が生じても、再現しやすく解決を図りやすい
など、主だった点をあげてみました。
◆ExcelVBAは、Excelありきの開発言語です。
他の言語とは違い、Excelそのもののワークシートを有効活用することで、大幅にシンプル化が図れます。
「優位性を存分に発揮するため」是非とも、Excelスキルを磨いて、「設計」を行ってみてください。
今回のテーマは、「Excel機能の併用スキル」について、解説を行いました。
本記事が、Excel実務の効率化において、ご参考お役立てになれば幸いです。